【大手町】「食べるだけで健康になる」鶏焼き居酒屋・梯子で、ひとり呑まないカウンター飯

大手町の居酒屋「梯子」へ。ミシュラン一つ星「銀座うち山」出身の料理人×分子栄養アドバイザー、出汁はボーンブロス。せせり・皮・燻製ポテサラ・唐揚げ、そして30〜50分かけて炊く土鍋ご飯「とうもろこしバター」。ひとり呑まないソロ活カウンター飯の記録。

こんにちは、KOHです。

今回は大手町にある居酒屋「梯子(はしご)」にお邪魔しました。

「居酒屋なのに、食べるだけで体にいい」——そんな謳い文句を掲げるお店です。総料理長はミシュラン一つ星の和食店「銀座うち山」出身。そこに分子栄養アドバイザーが組んでレシピを設計しているそうで、出汁には「飲む美容液」とも呼ばれるボーンブロス(鶏の骨からじっくり煮出したスープ)を使っているのだとか。

居酒屋で健康になれるなら、私の食生活の罪も少しは帳消しになるのでしょうかw

大手町プレイス1階にある居酒屋・梯子の外観。白い暖簾に黒のボーダー柄
白い暖簾に黒のボーダー柄。ロゴの「梯子」がそのままモチーフになっているのがおしゃれ

落ち着いた大人のカウンター

暖簾をくぐると、溶岩石のような黒い石壁と木のぬくもりが調和した、モダンで落ち着いた空間。オープンキッチンを囲むカウンター席が中心で、おひとり様にはこの上なく快適な造りです。

梯子のカウンター席。桜の箸置きとラベンダーのアロマおしぼりが並ぶ
桜の箸置きとラベンダーのアロマおしぼり。細部のホスピタリティが良い

席に着くと、まずはアロマ付きのポケットおしぼり。ラベンダーの香りで、仕事帰りの疲れがふっと軽くなります。こういう小さな気遣いがある店は、料理も外さないというのが私の経験則です。

梯子のグランドメニュー。各料理に腸・美・高のアイコンが付いている
メニューには「腸」「美」「高(高たんぱく)」のアイコン付き。居酒屋なのに栄養設計されている

メニューを開くと、各料理に「腸内環境改善」「美容効果」「高たんぱく質」のマークが付いています。名物は極上比内地鶏の鶏焼きと、8,800円のボーンブロス懐石。

梯子の黒板メニュー。逸品料理・野菜焼き・季節のお造り・土鍋ご飯が並ぶ
黒板には季節のお造りと土鍋ご飯。土鍋の欄には「30〜50分」の但し書きが添えられている

黒板には季節のお造りや土鍋ご飯も並びます。土鍋ご飯の欄に添えられた「(30〜50分)」の但し書きが、この店の姿勢を物語っています。〆に狙うなら、着席したら早めにオーダーしておくのが正解です。

お通しから本気だった

梯子のお通しの焼き胡麻豆腐。わさびをのせた小鉢
お通しの焼き胡麻豆腐。わさびを少しのせて

お通しは焼き胡麻豆腐。香ばしく焼き目のついた胡麻豆腐は、もっちりとした食感で、わさびの香りがアクセント。お通しの段階で「あ、これは当たりの店だ」と確信しました。

焼き鳥は、せせりと皮

この日の焼き鳥は、せせりと皮をチョイス。

梯子の極上比内地鶏のせせり焼き。わさびを添えて
せせり。塩とわさびでシンプルに

せせり(605円)は首の肉らしい弾力と、噛むほどにあふれる旨味。余計なタレに頼らず、塩とわさびで食べさせるあたり、鶏そのものへの自信を感じます。

梯子の極上比内地鶏の皮焼き。塩を添えたシンプルな一皿
皮。パリッと香ばしく、脂は軽やか

皮(550円)は表面パリパリ、中はじゅわっと。それでいて後味が重くないのは、丁寧に脂を落として焼いているからでしょう。この一本が550円というのは、正直かなり良心的です。

そして本当は、絶品と評判のぼんじり(605円)が本命だったのですが……まさかの売り切れ。ひとりで静かにガッツポーズを準備していたのに、空振りに終わりましたw これは再訪確定案件です。

思わぬ伏兵、燻製の効いたポテトサラダ

梯子の燻製ポテトサラダ。角切りベーコン入りで、天盛りの青菜と皿に引かれたオイル
天盛りの青菜と、皿に引かれたオイルの一筋。居酒屋のポテサラの顔をしていない

この日いちばんの拾い物が、グランドメニューから頼んだポテトサラダでした。

運ばれてきた瞬間、まず香りに殴られます。燻製です。それも「言われてみれば香るかな」という程度ではなく、はっきりと燻してあるとわかる強さ。粗く潰したじゃがいもの中に、角切りのベーコンがごろごろ。天盛りには青い葉、皿にはオイルが一筋引かれていて、器はアンティーク調の白い浮き彫り皿。居酒屋のポテサラというより、完全にビストロの前菜の顔をしています。

ポテトサラダというのは、たいていどの店で頼んでも「まあ、ポテサラだよね」という着地をする料理です。それが香りひとつで完全に別物になる。ぼんじりを逃した穴を、思いがけず埋めてくれた一皿でした。

唐揚げと、〆の土鍋ご飯

米油で揚げた大山地どりの唐揚げ。薄い衣と塩
唐揚げ。衣は薄めで軽く、お塩でいただくスタイル

「米油で揚げた大山地どりの唐揚げ」(3個・660円)は、衣が薄くて軽やか。米油で揚げているからか、揚げ物なのに胃にもたれない不思議な食後感です。「揚げ物=罪」という方程式が、この店では成立しません。

そして〆は、30〜50分かけて炊き上げる土鍋ご飯の「とうもろこしバター」(1,980円)。

梯子の土鍋ご飯とうもろこしバター。蓋を開けた瞬間の湯気ととうもろこし
蓋を開けた瞬間、湯気と一緒にとうもろこしとバターの香りが立ち上る

炊きたての土鍋の蓋が開いた瞬間が、この日のハイライト。ぎっしり敷き詰められた黄金色のとうもろこしの真ん中で、バターがゆっくり溶けていきます。

茶碗によそった土鍋ご飯とうもろこしバター
お茶碗によそって。とうもろこしの甘みとバターのコクがご飯に染みる

とうもろこしの弾ける甘みと、バターの塩気とコク。シンプルなのに、これがもう反則級のおいしさです。ひとりで土鍋を抱え込めるのも、ソロ活の特権ですね。

ちなみにこの日の会計は、お通し込みで6,530円。焼き鳥に揚げ物、ポテトサラダ、そして〆の土鍋ご飯まで頼み倒してこの金額です。健康に配慮した和食でこの着地なら、じゅうぶん通える範囲でしょう。

まとめ:ひとり呑みならぬ「ひとり健康」ができる店

  • ミシュラン一つ星「銀座うち山」出身の料理人×分子栄養アドバイザーという珍しいコンセプト
  • カウンター中心で、おひとり様がまったく浮かない
  • 焼き鳥は素材勝負。せせり605円・皮550円で、この満足度は安い
  • 燻製の効いたポテトサラダは、名脇役どころか主役を張れる
  • 〆の土鍋ご飯「とうもろこしバター」は必食。ただし炊き上がりに30〜50分かかるので、着席したら早めに注文を
  • ぼんじりは早い時間に売り切れることもあるので、狙うなら早めの入店を
  • この日はひとりで頼み倒して、お通し込み6,530円

「おいしいものを食べた」という満足と、「体にいいものを食べた」という安心が同時に手に入る、なかなか稀有な居酒屋でした。次回こそ、ぼんじりにリベンジします。

お邪魔しました。

店舗情報

梯子(はしご)
東京都千代田区大手町2-3-1 大手町プレイス1階
東京メトロ大手町駅 A5出口直結(A4・A5出口より徒歩1分)
営業時間:平日 11:30〜15:00/17:30〜23:00、土曜 17:30〜23:00
定休日:日曜
※営業時間・定休日・価格は変更される場合があります。訪問前に公式情報をご確認ください

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