【浅草橋】ろく月「とうもろこしの冷やしらあ麺」— 金曜夜、1時間並んで辿り着いた黄色い一杯

浅草橋の百名店「ろく月」の夏季限定、とうもろこしの冷やしらあ麺(天ぷら増し・専用大盛り)を実食。金曜夜の30人待ち、券売機の価格、カレー粉の使い方まで正直にレビューします。

こんにちは、KOHです。

今回は浅草橋。百名店の常連、豚白湯で名を馳せる「ろく月」にお邪魔しました。

目当ては豚白湯……ではなく、夏季限定の「とうもろこしの冷やしらあ麺」。インスタで流れてきた、すりガラスの器に入った真っ黄色の一杯。あれが頭から離れず、気づいたら浅草橋行きの電車に乗っていました。

結論から言うと、これ、一度は食べておいた方がいいです。ただし金曜の夜には行かない方がいいですw

金曜19時半、30人

浅草橋駅から歩いて数分。問屋街の細い路地に、それはもう見事な列ができていました。ざっと数えて30人。店の前どころか、ひとつ先の電柱の向こうまで続いています。

ろく月は昼が10:30〜15:30、夜が18:00〜22:00(LO 21:30)の二部制。夜の部は3時間半しかなく、金曜はそこに一週間ぶんの「飲まずにラーメンで締めたい人」が集中します。並んでから気づいたのですが、これは店が遅いのではなく、自分が一番混む時間に来ただけでした。

ちなみに店頭には「SuiSui」というゲストパスのQRコードが立っています。有料で列をスキップできるサービスらしい。1時間並んでから見つけたので、僕には関係ありませんでしたw

ろく月の店頭に立つ行列スキップサービスSuiSuiのQRコード看板
野菜の段ボールと発泡スチロールに囲まれたSuiSuiの看板。営業時間の掲示も一緒に

途中で雨。傘なし。電柱と軒先の隙間に体を寄せて、前の人の背中を眺めながら待ちます。物理世界の待ち時間は、デジタルのように早送りできない。この当たり前を、1時間かけて思い出しました。

券売機前の30秒

約1時間で店内へ。まずは入口の券売機。壁には「そこに愛はあるんか」と書かれた豚白湯のポスター。営業中の木札。扉の向こうに並ぶ人の背中。

ろく月の入口の木戸と豚白湯らあめんのポスター、営業中の木札
入口の木戸と、豚白湯のポスター

券売機の上段に、今回の目当てが並んでいます。

  • とうもろこしの冷やしらあ麺 ¥1,700
  • とうもろこし麺 天ぷら増し ¥2,000
  • とうもろこし麺 専用大盛り ¥150

天ぷら増しの大盛り、合計¥2,150。ラーメンとしては強気の価格ですが、1時間並んだ人間に迷いはありません。券売機には「100円不足中!!」の貼り紙。小銭は多めに持っていくのが吉です。

ろく月の券売機。上段にとうもろこしの冷やしらあ麺、下段に豚白湯の定番メニューの写真
券売機。上段に冷やしらあ麺、下段に豚白湯の定番ラインナップ
ろく月の券売機のボタン。とうもろこしの冷やしらあ麺1700円と天ぷら増し2000円
ボタンの寄り。左上が今回の目当て

店内

カウンターのみ。木のカウンターに白いピッチャー、紙の説明書き、七味と山椒と黒胡椒。厨房ではエプロンの店主が黙々と動き、女性スタッフが二人。「店主ひとりで回している」わけではなかったのに、それでもあの行列になる。一杯ごとの手数が多いのでしょう。

ろく月の木のカウンターとガラス越しの厨房
カウンター越しの厨房。ろく月の一杯についての口上が立っている

とうもろこしの冷やしらあ麺

来ました。

ろく月のとうもろこしの冷やしらあ麺。すりガラスの器に注がれた黄色いとうもろこしポタージュと天ぷら
曇りガラスのような器いっぱいの黄色。とうもろこしの天ぷらと、カレー粉の帯

器が面白い。すりガラスのような丸い鉢で、持つと冷たい。中はとうもろこしのポタージュそのもの。色は淡いクリームイエロー、表面に粒のつぶつぶが見えます。

具はとうもろこしの天ぷらと、縁に沿って一直線に振られたカレー粉。以上。刻みネギもチャーシューも味玉もない。とうもろこしとカレー粉だけ。

とうもろこしの天ぷらと、スープの縁に振られたカレー粉の寄り写真
寄りの一枚。天ぷらの衣に粒が透けている

スープ

一口目。甘い。でも砂糖の甘さではなく、とうもろこしを裏ごしした時の、青さの残る甘さ。冷たいので重さがなく、ポタージュというより冷製スープに近い。塩気は控えめで、最初は「上品すぎるか?」と思いました。

カレー粉の役割

ここでカレー粉を崩す。これが正解でした。カレー粉が混ざった部分だけ、甘さに香りと辛みの芯が通る。全体に混ぜずに、縁から少しずつ崩して味を変えていくのが楽しい。半分はコーンの甘さ、半分はカレーの香り、というふうに一杯の中で二つの表情が出ます。

天ぷら

とうもろこしのかき揚げ。衣は軽く、噛むと粒が弾ける。冷たいスープに浸すとすぐ衣が緩むので、最初の数口は浸さずにそのまま食べるのがおすすめ。天ぷら増しにしてよかった。通常だと量が物足りなかったと思います。

中細のストレート。冷水でしっかり締めてあり、歯切れがいい。スープが濃度のあるポタージュなので、麺に絡む量が多い。大盛りにしたぶん、終盤までスープが残って最後まで味が薄まらなかったのは嬉しい誤算でした。

飽きるか、飽きないか

正直、席につく前は「コーンとカレーだけの一杯を大盛りで食べ切れるのか」と思っていました。結果、飽きませんでした。

理由は二つ。冷たいこと。温かいポタージュなら途中で重くなるところを、冷製だから最後まで口がリセットされる。カレー粉が別添えの状態で乗っていること。混ぜ方で自分で味を変えられるから、一杯の中に段階がある。

シンプルなのに単調じゃない。引き算のうまい一杯でした。

会計・営業時間

  • とうもろこしの冷やしらあ麺 天ぷら増し ¥2,000 + 専用大盛り ¥150 = ¥2,150
  • 食券制(券売機・現金)。「100円不足中」の貼り紙あり、小銭推奨
  • 営業時間:10:30〜15:30(LO 15:00)/18:00〜22:00(LO 21:30)
  • 定休日なし(大型連休を除く)

※価格・営業時間・限定メニューは訪問時点のものです。最新の情報は店頭またはお店のSNSでご確認ください。

まとめ

金曜の夜に30人待ち、雨、傘なし。判断は全部間違っていましたが、一杯は正解でしたw

次は平日の昼、14時台を狙います。その時間なら列は一桁のはず。そして次こそ、ポスターの「そこに愛はあるんか」の豚白湯を食べに行きます。

浅草橋 ろく月、お邪魔しました。

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